温泉場に伝わる伝説を落ち着いた目線で見てみよう。水上温泉編
温泉地には何かしらの、良く言えば「ファンタジーな」、普通に言えば、「実際にはありえない」、悪く言えば「世が世なら詐欺じゃない?」的な話が多く存在する。
よくあるのが、旅人が歩き疲れて歩けなくなった時、どこからか白髪の仙人やちょっときれいで清楚なお姉さんがやって来ては手持ちの杖で崖や岩を何回か叩くといきなり温泉が湧いて来て、呆気に取られている間に白髪の仙人やお姉さんは消えているみたいな話である。
今回紹介する群馬県は水上温泉にもこの手の話が当然のように存在する。
400年ぐらい昔の話、関ヶ原の戦いの前後である。
一人の僧侶が利根川沿いの村に現れて崖から湯煙が立つのを発見。
よく見つけたものだ。
そこからその煙の立っていた時点に辿り着くべく石を3年もの年月をかけて積み上げて到達し、地上に引上げることに成功したとか。
何故に石を選んだのだろう?どのような崖か分からないが、この時代にはすでにハシゴもあったし、上から木に縄をくくりつけてビル清掃の要領で降りていけば3年もかけなくても1ヶ月もあれば十分な気がするのだが・・・
そして、お湯が出た後、僧侶を泊めていた家主が部屋の戸を開けると軒下に朝露に濡れた草鞋が一足あるだけで、そこに僧侶の姿は無く行方が分からなくなったとか・・・
宿賃でも滞納していたのだろうか?こう考えると太刀の悪い話とも取れる。
こういった感じで一つ一つの逸話を丁寧に分析していくと結構おもしろかったりする。
旅先に行った際はこういった妄想をしてみるのも良いかもしれない。
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